中村僚我

・大学院生 MSc Viticulture/Oenology, Vinifera Euro Master, SupAgro 在学中
・国際ソムリエ協会認定ソムリエ(ゴールド)
・日本ソムリエ協会認定ソムリエ、Sake Diploma

 

6月のSakeist Box Webinarでは、日本を、世界を代表する蔵元のお二人、南部美人の久慈様と天山酒造の七田様を迎えて、それぞれの日本酒と共にいろいろなお話をしました。

 

 

 南部美人は岩手県で1902年に創業された酒蔵です。南部美人を語る上で一番欠かせないのがです。ミネラルが豊富で真っ青な色をした水を使用しています。面白いことに、蔵の前の道路を挟んだ向かい側の水と南部美人蔵の水とでは大きく異なるそうです。私はこれを聞いて、1本150万円以上のロマネ・コンティと、3mほど離れた向かいの畑の1本数十万円のロマネ・サンヴィヴァンのような関係を思い浮かべました。たった数メートルの違いが大きな味わいの違いになる、日本酒の「テロワール」が感じられます。

 

 海外への進出も積極的に行っている南部美人では、2019年に日本酒で初のヴィーガン認証を取得しました。これには久慈様の思い、国籍や人種や宗教の壁を超えて多くの人に日本酒を味わってもらいたい、ということから認証を取得されたそうです。

 

 テイスティングした日本酒は「Beauty Series純米吟醸 愛山」。フレッシュで白い花や白胡椒の香り、味わいはフルボディでまろやかな日本酒でした。

 

<南部美人>

https://sakeist.com/brewer/detail.html?id=144

"Beauty Series純米吟醸 愛山"

https://sakeist.com/product/detail.html?id=501

 

 

 天山酒造は佐賀県で1861年に創業された酒蔵です。丁度今年6月に佐賀県の日本酒が地理的表示GIとして認められ、佐賀県の日本酒に注目が集まっています。地元の米と水から日本酒を造りたいという思いから、天山酒造ではほとんどの米が佐賀県産のものを使っています。

 

 七田様は「不易流行」という言葉を大切にしていて、これまでの伝統と時代に合わせた進化を目指した酒造りをしています。例えば、日本酒を瓶に詰める時に窒素ガスを添加することで、保存期間を伸ばしています。これは海外販売を視野に入れたもので、海外でもフレッシュな状態で飲めるようにと導入したそうです。

 

 テイスティングした日本酒は「七田 純米吟醸 雄町50」。ワインのソーヴィニヨン・ブランのようにフレッシュで、少しスパイシーで野生的な味わいが印象的な日本酒でした。

 

<天山酒造>

https://sakeist.com/brewer/detail.html?id=7

 

"七田 純米吟醸 雄町50"

https://sakeist.com/product/detail.html?id=1277

 

 

<ダイジェスト動画はこちらから>

https://www.youtube.com/watch?v=PqqiwEqjddg&t=2s

 

 

中村僚我

・大学院生 MSc Viticulture/Oenology, Vinifera Euro Master, SupAgro 在学中
・国際ソムリエ協会認定ソムリエ(ゴールド)
・日本ソムリエ協会認定ソムリエ、Sake Diploma